パンダリロン

‪この出会いが未来への分岐点‬

トアルハルノヒ

 

先日、昔からよく名前を耳にしてきた一人の男の子が事務所を辞めてしまったという内容のつぶやきがツイッターのTLに流れてきた。私も真偽が気になり思わず検索をかけた。瞬く間に流れてくる数多の感情渦まくつぶやきの数々。年齢も職業も立ち場も生き方も違う人間が、同じ理由で胸を痛めていた。涙を流していた。たった一人の少年の存在がこんなにも大きいものだったとは。

 

もちろん彼の事を何も知らなかった訳ではない。技術、人間性、積み重ねられた経験の数々。私が今応援している子と同い年でありながら、その子の何歩も先を行く存在だった。いつだって自分を持って生き、ブレない強さがあった。私の中ではそんな印象だった。運が良いことに、彼が作詞作曲を手がけた「今を咲く花」という曲を聞ける機会があった。今、ファンのために自分が出来ることは何か。何を届けるべきか。そう噛みしめるように呟き披露してくれた曲には、彼の苦しみと悔しさと優しさがたくさんつめこんであった。彼の中から生まれた曲は、彼の命よりもずっとずっと長く生きるんだ。彼の意思はこの世界に残るんだ。そんな大それたことを、大真面目に考えてしまうほど素敵な曲だった。

 

 

彼は、こんな片田舎の彼の担当でも何でもないしがないおたくに1000字近くの文を書かせる程の存在なのだ。担当だとかそうでないとかはもう取るに足らなくて、彼の人間性がその存在が多くの人間の心を揺さぶるものであった事は確かだった。誰よりも光る一行をJr.の中に刻みつけて去っていった。

 

流れる汗が風に揺れている
走る キミが待つ場所へ
あの日俺たちが信じた夢
刻む ハルカナ約束 

あのシアタークリエという場所で、最後に笑い合いながらこう歌った彼らがいつかまた交わる日が訪れますように。

 

 

 

ナナナサクカナ  ハルカナヤクソク

 

 

 

 

 

今、ジャニーズJr.内には10を超える多種多様なユニットが存在している。それ以上に多くの、未来を纏う無所属の子たちがいる。たくさんの青き原石が、若い才能が、ぶつかり合って互いを研磨する様に輝き合う。チャンスはそう何度も訪れるわけではないから、どうかチャンスが巡って来たら掴んでほしい。

 

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どうか君の描く未来にゼロを掛けないで。

 叶うなら、私たちの目の届くところで笑っていてほしい。頑張れって言わせてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

本髙克樹くん、今日もアイドルで生きることを選んでくれてありがとう。